第42回 相馬・新地 11月23日

相馬市は選挙戦も終わり、少し落ち着きを取り戻していました。今回は、この8ヶ月間でお世話になった人々をたずねて回りました。 朝には新妻さんのお宅で少しお話をして、その後には新知町の小川公園仮設住宅へ。最近僕の頭の中でひとつ思いついたことがあって、 風評被害の中、食用の農作物を作り続けることへの対策として生花の栽培をしたら良いのではと思い、その話を村上さんにしてみると、 綿花の栽培なんてどうだろうか?と逆に知恵をいただきました。確かに綿花であれば一次加工、二次加工と産業の創出にもなる。

早速インターネットで調べてみるとすでに綿花プロジェクトをしている団体がありました。 もし農家さんが代替の作物に切り替える気があるようだったらとっても良いのではと思いました。 そして本日仮設住宅の隣にある総合体育館で仙台フィルハーモニー管弦楽団のコンサートがあるので良かったらと村上さんからチケットを頂きました。 時間があれば戻ってきてコンサートを聞けたらなと思いながら村上さんのお宅をあとにし、次は保育園へお水を届けに行きました。 が…気が付けば今日は祝日で保育園は休日保育をしている所しかやっていませんでした。でもみなと保育園で休日保育をやっていたのでお水は無事渡すことが出来ました。

午後には新妻さんの同級生の村田さんの仮設住宅にお邪魔しました。村田さんとは先日の選挙で始めてお会いしたのですが、 震災直後に一緒に行動してくれていた啓子さんの計らいで一度奥さんを鎌倉に招いていました。奥さんは趣味で焼いていたパンでパン屋さんを始め、 お客さんに評判になったところで津波にオーブンも全て流されてしまいました。そんな話を聞いた啓子さんは鎌倉でお料理教室をされている先生のお宅に招待して、 パンの焼き方などを講習してくれたのです。村田さんと奥さんと話をしていると、今でもパン屋さんをやりたい気持ちで一杯だけど、 仮設住宅で生活をしているのに店開きをするのになかなか一歩が踏み出せないといっていました。なんとかサポートして開店まで応援をしたいと思います。 また、すでに被災地では支援慣れが始まっているということも仰っていました。もちろん全ての人がそうではないようですが、 地元の人が支援慣れに問題意識を持っているというのは深刻な状況だと思います。かといって水のような支援物資は必要なもの。 エチオピアでも目の当たりにしましたが、支援で生活が成り立ってしまうと労働意欲はなくなり、自立が出来なくなってしまうのです。 今後の物資の支援の加減は非常に難しくなってくるでしょう。

村田さんのお宅の後には、イチゴ農家の館山さん宅と斉川さん宅を訪問しました。お二人とも今年の作付けはしたそうですが、 館山さんのハウスではやはり塩害で苗がだいぶ枯れてしまったそうです。ただ収穫期に放射線がどの程度検出されるか心配ではあります。 色々な方の話を聞けば聞くほど、問題は山積み…まだまだ復興への道のりは長いです。 新知町のコンサートですが、結局時間がなくうかがうことが出来ませんでした…村上さんごめんなさい。。

義援金使途内訳

支援物資購入費10,689円
交通費9,185円

購入した支援物資

品目
食料

お預かりした支援物資

品目

コンサートチケット